でむにゃん:面白おかしくFXやっていたらいつの間にかお金が無くなっていた話(後編)
みなさんこんにちは。退場前は必ずお祈りしているでむにゃんと申します。
「FX戦士くるみちゃん」というFX漫画の原作を描いている変な人です。
前回は私がギャンブル脳で面白おかしくFXした結果、お金が無くなった話をしました。
今回は、自分なりのギャンブル脳が資産を守りつつFXと付き合う方法について語らせて頂ければと存じます。(自分をベースに考えていますので、以降は適宜ご自身の環境に合わせてください。)
ギャンブルをしない方には伝わりにくいかもしれませんが、ギャンブル脳を変えるのは難しいです。何度痛い目を見てもなお変わらない自分が一つの証拠です。
では、ギャンブル脳はどうすればいいのか考えます。
第一に、FXをやるのは何のためでしょうか?
多くの方は資産運用で効率的な資産形成を目指すためにやっているかと思われます。
しかしギャンブル脳は最初にFXをやってはいけません。

目標金額が貯まってしまえばFXを始めても最悪は免れます。
以降はガンガン資金をFXに回してもいいかもしれませんが、ギャンブル脳は基本下手なので、資産形成するという観点から考えるともうワンクッション挟んだ方がいいかもしれません。積立NISAやiDeCoなどが選択肢です。こういった投資は忘れるくらいでちょうどいいでしょう。
FXに関してですが、前回触れたように下手な人はハイレバだろうが低レバだろうが最終的に負けて終わります。ただし低レバは退場まで時間がかかるので、運が良ければ老後まで退場しないかもしれません。
老後まで退場しなければ実質勝ちです。ギャンブル脳は低レバで続けるのは難しいので、それができません。
資産を守りつつハイレバで生き残るただ一つの方法は、
証拠金を少なくしておくしかありません。
1枚しかポジション持てないような証拠金なら強制ハイレバで相場と戦えて、資産を現状維持させることは可能になります。
ですが、ギャンブル脳ができるのはここまでだと私は結論付けました。
最初にすべきことは仕事をして、強制力を伴った貯金をすることです。
「FXは余剰資金で」
これをギャンブル脳が最後まで貫くためには強制力を伴った貯金が必要になるのです。(熱くなって貯金無くすまでやっちゃいますので)
強制力というのは貯金したお金を簡単に引き出せない状態にするということです。生死に関わる時くらいにしか引き出さないくらいの心構えが必要です。普通ですが、私は定期預金でこれをやりました。効率が悪い、無駄だなと思っても資産を守るために必要だと考えています。
結局、FXで勝つためには上手くなるしかありません。人それぞれ勝ち方があると思いますが、自分はまだその勝ち方を知りません。きっと低レバで退場しないうちに検証を重ねて勝ち筋を見つけるべきなのでしょう。
私は最終的にスプレッドの狭いドル円をメインに、ハイレバを使ったスキャルピング手法に行きつくだろうなと予想していますが、その方法で勝ち続けて老後を迎えるかは分かりません。
なにより、今、お金がありません。
また資金が貯まったら再度FXにチャレンジしたいと思いますので、そのときは一緒に老後まで生き残れるよう頑張りましょう。
以上、ご精読ありがとうございました。
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漫画家、個人投資家、会社員。 大学生だった2008年、バイト代を元手に株式投資を開始するも撤退。 就職後に再開し、2014年からはFXへも手を伸ばす。 ブレグジットで荒れた2016年の英ポンド相場で大敗したことを きっかけに描き始めた「FX戦士くるみちゃん」がSNSで話題に。 2021年には「月刊コミックフラッパー」(KADOKAWA)での連載が始まり、 7月には単行本1巻も刊行された。KADOKAWA版では原作のみを担当し、 作画は「炭酸だいすき」さんが務める。 作画も務めたオリジナル版は、でむにゃんさんのサイトで現在も公開中。